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みやめも2.0

思考のメモ書き

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安保法案は国を守る法案か?

※2015/8/04に書いた引っ越し前の記事です

 

ちょっと今更感がありますが、twitter見てるといまだに嘲笑系の連中が目についてしょうがないんでパッと引用できるように意見をまとめておきます。


政策の進め方とか、話すべき問題は色々とありますがとりあえず安保法案そのものの中身について考えておくべきでしょう。「なんか感じ悪いよね」で反対している連中を冷笑している人も、中身ちゃんと読んでるのか??ってことですよ。


●安保法案は抑止力になる?

パパッといきましょう。今回の安保法案ですが、抑止力になる部分があるとすれば「日米の同盟がより強固なものになるため、いざというときにアメリカに守ってもらえる可能性が上がる」この一点のみです。「今回の法案をきっかけに自衛隊の防衛力が強化される」みたいなことを言う人がいますが、そんなのは集団的自衛権じゃなくてもできることです。また対米従属路線で武装を強化するとなると、自国のみで防衛するのに最適化されていない歪な割り振りになってしまうということも押さえておくべきでしょう。(空母がないのに護衛艦は沢山ある現在の自衛隊などがその例)
ではアメリカに守ってもらうことについて考えます。日米安全保障条約をよく読んでいただければわかることですが、 米軍は日本の危機に際して無条件で介入してくるわけではありません。軍を出したくないときにアレコレと出動させない理屈をこねる余地は十分にあります。(ぜひ原文を読んでみてください)
さて今回の安保法案、首相をはじめとして推し進める側の人は中国脅威論を頻繁に唱えていますね。日本と中国で武力衝突が起きるきっかけがあるとすれば、挙げられるのは尖閣諸島問題でしょうか。
しかし、もしもアメリカと中国が簡単に戦争すると思っているなら、残念ながら脳内お花畑と言わざるを得ませんね。米中関係は、かつての米ソ関係とは事情が違うということを理解しなければなりません。今のアメリカと中国は、経済を中心に多様な面で相互依存関係にあります。確かにアメリカにとって中国は油断ならないイヤな国かもしれませんが、互いに重要な国であることもまた確かなのです。武力衝突なんて、できるかぎり避けたいに決まっています。
さぁ、これらを踏まえた上で、では日本が中国に攻撃されたとしましょう。安保法案であれだけ媚び売ったし、日米安保で守りに来てくれるよね?と米軍に要請を出します。さてアメリカ側、中国との武力衝突なんかしたくない。日米安保で約束してるけど、これこれこーいう理由でなかなか出せないってことにしちゃえば違反にはならないし、悪いけど……こんなシナリオになる可能性は、極めて高いと言えるでしょう。それは良くも悪くも自国の国益に基づいて行動するアメリカの体質を考えれば当然です。また日本とアメリカの同盟関係は決して対等ではありません。今回の法案で日米同盟が強化されるといっても、上で述べたシナリオを辿る可能性がほんの数%減るぐらいが関の山でしょう。自国における「平和のための法案」としてのメリットは、この程度のものなのです。

それから、当然他国を刺激してしまうという外交安全保障上のデメリットも考慮すべきでしょう。

したがって私の個人的な結論としては、

自国の安全保障という点で、安保法案はプラマイでマイナスである

一応結論まで指示したくないので個人的と書きましたが、まぁ普通に考えたらこうなるでしょう…
今回「明らかだ」として詳しくフォローしなかった根拠等については、自分で調べることをお勧めします。
 


また、「存立危機事態」については別の記事で触れようと思いますが、これの定義が曖昧なことについて、「定義を明確にしたら敵に手の内を明かすようなもので、抑止にならない」といった反論をよくみかけますが、本来抑止力とは「線引きを明確にして相手に計算可能性を与え、手を引かせる」というものです。手の内を明かして~という反論は首相や自民党関係者なんかも平気で言ってましたが、抑止論というものを全く理解していないと思われます。



今回はとりあえずこの辺で。

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